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2009
1017
Sat -
こっちの水は甘いよー(実行委員からのメッセージ)
- 実行委員メンバー| C:0| T:0| 00:09| TOP
どんな人たちが実行委員をやっているのでしょう。
それもわからないと、パレードにも参加しづらいかもしれないですね。
このブログをご覧の皆様に、少しでもご理解いただけたらと思い、
実行委員メンバーで、メッセージや自己紹介を投稿しようと思います。
第一弾で、「歩子(あるこ)」さんにメッセージをいただきました。
歩子(あるこ)さんは、今回のパレード、
積極的に現場を引っ張ってくださっているメンバーの一人です。
誠実で、パワフルでいつも明るい歩子さんのメッセージを、ご紹介します。
みなさん、このブログを見てくださったこと、感謝します。
このパレードを企画した一人として、わたしとこのパレードの経緯についてお伝えしたいと思います。
わたしの幼少時代の最初の記憶は鏡に映った泣いている自分の顔でした。両親はDVで、暴力は日常的な出来事でした。そんなわたしが支援活動に関わっていったのは、女性が不当に泣かない社会が欲しかったからです。
いまなお、女性と子どもに対する暴力は社会に根深くすえられています。大人になってから私は、暴力が社会の問題で、個人の問題ではないことを知りました。そして、これまで、たくさんの支援と仲間を得てきました。だから、幼い日のあの子どもに「あなたはひとりじゃないよ」と伝えたいです。DVによるパワーとコントロール、そして、社会の無理解に泣き崩れていた母に「あなたはひとりじゃないよ」と伝えたいと思います。そして、いまなくなりつつある父に、なにも持たなくても、結局、「あなたはひとりじゃないよ」と伝えたいと思います。
これは、いまの世界的な不況の中、経済的支援がないため無力感の中で生きる人、あるいは、かたい社会規範の前で孤立感にさいなまれて生きている人に届けたいメッセージでもあります。
恐がらなくていいんだよ。
人と違っていいんだよ。
ひとりじゃないんだよ。
助けてって言っていいんだよ。
これがわたしにとっての暴力防止の意味です。
この世の中に虐げられてもいい人間は一人もいません。男のほうが偉いとか、女のほうが偉いとかではなく、わたしであるだけですばらしいと思います。
女の子であることに傷ついたことがある人、男の子であることに傷ついたことがある人、あらゆる暴力によって生みだされた傷のために、このパレードをしたいと思います。
このパレードのテーマは「楽しく」、「平らに」、「多様に」です。暴力に暴力で対抗するのは、新しい傷を生むだけだと思います。わたしはこぶしを振り上げることではなく、手をつなぐことを選びます。そして、思う存分、楽しみたいと思います。暴力によるどんな悲しみや怒りも、わたしからわたしの尊さを奪うことはできませんでしたから。
多くの支援者のように、わたしもハーメルンの笛吹きのようになりたいと思います。
手をつなぎましょう。
暴力と差別からの自由と解放への道を歩きましょう。
こっちの水は甘いのです。
それもわからないと、パレードにも参加しづらいかもしれないですね。
このブログをご覧の皆様に、少しでもご理解いただけたらと思い、
実行委員メンバーで、メッセージや自己紹介を投稿しようと思います。
第一弾で、「歩子(あるこ)」さんにメッセージをいただきました。
歩子(あるこ)さんは、今回のパレード、
積極的に現場を引っ張ってくださっているメンバーの一人です。
誠実で、パワフルでいつも明るい歩子さんのメッセージを、ご紹介します。
みなさん、このブログを見てくださったこと、感謝します。
このパレードを企画した一人として、わたしとこのパレードの経緯についてお伝えしたいと思います。
わたしの幼少時代の最初の記憶は鏡に映った泣いている自分の顔でした。両親はDVで、暴力は日常的な出来事でした。そんなわたしが支援活動に関わっていったのは、女性が不当に泣かない社会が欲しかったからです。
いまなお、女性と子どもに対する暴力は社会に根深くすえられています。大人になってから私は、暴力が社会の問題で、個人の問題ではないことを知りました。そして、これまで、たくさんの支援と仲間を得てきました。だから、幼い日のあの子どもに「あなたはひとりじゃないよ」と伝えたいです。DVによるパワーとコントロール、そして、社会の無理解に泣き崩れていた母に「あなたはひとりじゃないよ」と伝えたいと思います。そして、いまなくなりつつある父に、なにも持たなくても、結局、「あなたはひとりじゃないよ」と伝えたいと思います。
これは、いまの世界的な不況の中、経済的支援がないため無力感の中で生きる人、あるいは、かたい社会規範の前で孤立感にさいなまれて生きている人に届けたいメッセージでもあります。
恐がらなくていいんだよ。
人と違っていいんだよ。
ひとりじゃないんだよ。
助けてって言っていいんだよ。
これがわたしにとっての暴力防止の意味です。
この世の中に虐げられてもいい人間は一人もいません。男のほうが偉いとか、女のほうが偉いとかではなく、わたしであるだけですばらしいと思います。
女の子であることに傷ついたことがある人、男の子であることに傷ついたことがある人、あらゆる暴力によって生みだされた傷のために、このパレードをしたいと思います。
このパレードのテーマは「楽しく」、「平らに」、「多様に」です。暴力に暴力で対抗するのは、新しい傷を生むだけだと思います。わたしはこぶしを振り上げることではなく、手をつなぐことを選びます。そして、思う存分、楽しみたいと思います。暴力によるどんな悲しみや怒りも、わたしからわたしの尊さを奪うことはできませんでしたから。
多くの支援者のように、わたしもハーメルンの笛吹きのようになりたいと思います。
手をつなぎましょう。
暴力と差別からの自由と解放への道を歩きましょう。
こっちの水は甘いのです。
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